能登半島地震の被災地では、消防士や料理人ら専門技能を持ったボランティアが活躍している。インフラ復旧が進んでいないことから、石川県などはボランティアをまだ広く受け入れていないが、ニーズをくみ取った即戦力による支援は歓迎されている。
多くの家屋が倒壊した珠洲市蛸島町。山形県から来た佐藤信一さん(39)は14日、仲間とチェーンソーや重機を使い、道をふさぐがれきを撤去していた。休みをとって集まった消防士や元消防士たちのチームで、これまでも被災地で活動してきた経験がある。危険な場所での活動を訓練し、重機や道具の扱いの勉強会も重ねてきた。
「細かなニーズに応えたい」と市社会福祉協議会と連携し、「家から大切な物をとってきてほしい」「閉じ込められた車を出して」など被災者の声を聞いて活動する。
穴水町には、料理人が食材を…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル